【10歳の壁の乗り越え方とは】親子の信頼関係が深まった対応5つ

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子供が小学4年生前後になると、特に関わりが難しいと感じたり、学校内でのもめ事が増えたりするようになります。

学力の伸び悩みも、とてもおおいのがこの時期!

 

あなたもお子さんが急に気難しくなったように感じ、ぶつかることが多くなったと悩んでいるのではないでしょうか💦

一般的には、ギャングエイジと言われたりすることもある『10歳の壁』。

その乗り越え方をお伝えしていきます✨

 

この記事でおすすめしている親の対応は以下の通りです↓

  1. 子供を対等に扱う
  2. できていることは褒めて、できないことは怒らず寄り添う
  3. 基礎学力を底上げできるよう工夫する
  4. 子供の好きなこと、夢中になれることをサポートする
  5. 意識的に親子のコミュニケーションを増やす

 

我が家はモチ(小5)という、娘がいます😊

この記事では、モチとの関わりをもとに、お伝えしていきますね。

10歳の壁を正しく理解し、適切な関わり方をふやせれば親子の絆がグッと深まります✨

Contents

10歳の壁とは?

9歳以降の小学校高学年の時期には、幼児 期を離れ、物事をある程度対象化して認識することができるようになる。対象との間に 距離をおいた分析ができるようになり、知的な活動においてもより分化した追求が可能 となる。自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著 になる(いわゆる「9歳の壁」 ) 。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期 であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。

 また、集団の規則を理解して、集団活動に 主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、付和雷同的な行動が見られる。

文部科学省-子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題-

10歳の壁とは、簡単にいうと大人への成長段階で起こる、つまずきや反抗的な様子のことです。

 

中間反抗期の乗り越え方はこちら↓

【疲れた…】中間反抗期って何?原因と特徴、乗り越え方について経験者が語ります

10歳の壁の具体的な内容は?

このぐらいの年頃になると、子供たちは客観的な視点をもてるようになってきます。

そのため

  • 他者と自分を比較して落ち込む
  • 大人の対応に反抗的な気持ちが強く芽生える

このような気持ちが膨らみ、攻撃的な態度をとるようになるんですね💦

 

加えて、身体的にも個人差がはっきりしてくることで、発育に関しても悩みを抱えやすくなるのが特徴です。

 

学校の勉強も一段とむずかしくなってくるので、気づいたら勉強面で一人遅れを取っていた…なんてこともあったりと悩みがつきない時期。

親も子供も乗り越えるべき壁を感じます。

身体的な成長に個人差が出てくる

先ほどもすこし書きましたが、10歳前後はグッと身体的に成長する時期。

その影響で運動能力なども左右されてしまうことが少なくありません💦

 

客観的な視点を獲得し始めてるこの時期に個人差が顕著になることで、自分の個性に悲観的になってしまう子が多くいます。

学力の差が大きくなる

4年生になると主要科目の勉強内容が日常生活からかけ離れた難しい単元に入っていきます。

 

特に算数は、桁の大きい数字や分数、少数、角度、面積など日々の生活ではあまり使われない概念が出てくるように。

国語でも、想像力や読解力を必要とする俳句や短歌、詩、説明文など、今まで自分の身の回りで触れたことのない世界観が急に増えるんですよね。

 

少なくとも低学年からの積み重ねがしっかりできていないと、このような難しい内容にはついていけなくなってしまいます💦

周りの人との違いが分かるようになる

先ほども書きましたが、この年齢の子供は成長段階において、客観性を身につけることができます。

人の評価にとても敏感になり、他者と自分を比べることにより価値を押しはかろうとするようになるので、劣等感を抱きやすくなってしまいます

 

集団の中での自分という立ち位置があやふやに感じられ、その不安から他者に対して攻撃的な態度をとることが増えるのも特徴です。

そして大人への客観性も養われ、今まで素直だった子供も大人の矛盾を見抜くことで、反抗的な言動をすることが多くなると思います。

10歳の壁を乗り越えるために家庭でできる対応

子供を対等に扱う

「子供はいつまで経っても子供」これは、親の台詞としてはとてもありがちですが、一歩間違えれば危険な言葉です。

『自分の子供なのはいつまでも変わりない』という子供に対する愛情表現である部分と、『子供はいつまでも自分から見れば未熟である』という、親の尊大な意識のあらわれが混ざり合っているからです。

 

親が子供を過小評価しすぎると、子供の自己肯定感が育たないだけでなく、10歳の壁では子供が全く親の話を聞かなくなるということも起こります。

そんな時には必ず、大人を扱うように対等に子供に接してください

 

●我が家の具体的対応●

  • 「週末のお出かけは公園にしようと思うけど〇〇はどう?」「お夕飯の前にお風呂入ってほしいんだけど〇〇は今入れる?」「これ手伝ってほしいんだけどできる?」など小さなことでも子供の意思を聞いてみる
  • 子供の事情がある場合はできる限り尊重する
  • 子供の意思が尊重できないことがある場合はその理由をしっかり説明して納得してもらう
  • むやみに怒らない

 

子供も自分を尊重してくれていれば、親の話を素直に聞くことができるようになります。

子供を対等に扱うことは、10歳の壁の乗り越え方としてとても大切なポイントです✨

褒めることと寄り添うこと

10歳の壁にぶつかっている時こそ、ちょっとしたことを褒めていくことが大切です!

そして、褒めるときは漠然と褒めるのではなく、具体的に褒めることを意識してください。

 

  • テーブルを拭いてくれたら→「隅まで綺麗に拭けてるね!ありがとう」
  • 兄弟で仲良く遊んでいたら→「今のやりとり、お互い思いやりを持って言葉かけられてていいね!聞いてて素敵だなって思ったよ」

ちょっとしたポイントでいいのでこまかなことに気づき褒めると、「認められてる」と子供も感じられます✨

 

もしできないことがあっても、怒ったりせずどうしてできなかったのか、どうしたらできるようになるか、話し合いながら応援するようにしてみてください。

親が自分の1番の理解者になってくれることで、子供の気持ちも安定してきますよ🌸

 

褒め方についての大切なポイントはこちら↓

【子供を褒めずに伸ばす5つの関わり方】見違えるほど親子の絆が深まったのはなぜ?

基礎学力を底上げする

勉強に対して自信が持てずどんどん勉強が嫌いになり、自己肯定感も下がってしまうのはとても辛いものです。

 

3〜4年生での勉強でつまずくのは、基礎学力が育っていないことが原因だと考えられます。

こちらの記事でも我が子の経験をもとに、勉強嫌いな子が基礎学力を上げるためには何が効果的か書いていますので参考にしてみてください↓

【なぜ勉強ができないの?】勉強嫌いな子が家庭学習に向いてる理由と基本的な克服法4つ

 

ぜひ一日15分でいいので、寄り添って勉強する習慣を身につけましょう。

勉強に自信を持って取り組めるようになると10歳の壁も乗り越えやすくなります😊

 

●我が家の具体的対応●

上に紹介した記事でも詳しく書いてますが、うちでは朝勉強をしています。

学校に行く前の1時間を使い、月刊ポピーで学習してるんですが、これがほんとに効果抜群で!

 

モチはお陰で学力が安定し、勉強を見てあげることで親子のコミュニケーションも豊富に取れています😊

勉強が分かるようになると、子供の心はすごく落ち着きますし、学校も楽しいみたいです🌸

子供の好きなことをサポートする

毎日の生活に好きなことがあるだけで、明るい気持ちになれます。

 

人と比較したり、うまくいかない友達関係に鬱々としたり、そういったことに頭を悩ませるエネルギーを楽しい時間に費やしてみるのがgood。

解決策が必要な問題ももちろんありますが、ただただネガティブに捉えすぎてるだけという悩みも多いからです。

 

そんな時は大好きなアニメを観たり、本を読んで主人公の物語に想いを馳せたり、自然の中で思いっきり体を動かしたり、楽しいことにどっぷり浸かってみてください

(小学生におすすめの勉強になるアニメについての記事はこちらです↓)

【子どもの勉強に役立つ学習アニメ11選】オタク歴30年の主婦オススメの名作

 

得意なことを作れるようサポートするのも、自己肯定感が自然と上向きになるのでおすすめです✨

子供に、10歳の壁を乗り越えるための、心の支えを持たせてあげてくださいねっ!

 

●我が家の具体的対応●

我が家はみんなアニメ漫画ゲームが大好きです!

趣味の時間をつくるために宿題を早く終えたり、自分のタスクをこなしたりと、メリハリがあります😊

 

そしてなにより、大好きなことを親と一緒に楽しんでいることが、子供にとっては嬉しいことなんでしょうね✨

みんなで趣味を楽しむ時間は最高のご褒美です!

親子のコミュニケーションを増やす

同じような目線での話題が、子供の心に響く時期。

注意やアドバイスだけでなく、共感や体験談を積極的に盛り込むことで、子供はさらに親との絆を感じます✨

 

●我が家の具体的対応●

  • 「お母さんも昔友達と喧嘩してね、その時は〇〇だったからうまくいかなかった〜」
  • 「お父さんの苦手な科目は国語でね、0点だってとったことあるんだよ」
  • 「そんなふうに言われたらそりゃ嫌になっちゃうよね。分かるよ。次はこう言ってみたらどうかな〜」

 

などなど、あくまでも子供の気持ちに寄り添った話題で一緒に悩んだり、喜んだりすることを忘れないように注意ですよ。

 

ただ、同調しすぎて客観性を欠き、クラスメイトの悪口に乗っかったり、先生の欠点をつつき合うのはやめてくださいね💦

「嫌なことはどんどん文句言えばいいのか!」と、子供も思い込んでしまう危険性があります。

 

友達関係で悩んでいる子にはこちらを参考にしてください↓

【小学生の悩み対策6選】友達関係を良くして学校をもっと楽しむ方法

10歳の壁とは乗り越えるべき成長の証!

  1. 子供を対等に扱う
  2. できていることは褒めて、できないことは怒らず寄り添う
  3. 基礎学力を底上げできるよう工夫する
  4. 子供の好きなこと、夢中になれることをサポートする
  5. 意識的に親子のコミュニケーションを増やす

以上、10歳の壁を乗り越えるコツでした!

 

10歳の壁、9歳の壁、小4の壁、そんなふうに言われる時期。

壁というのはただの障害ではなく、乗り越えるべき成長の証であり喜ぶものでもあります✨

子供がぶつかっている壁を共に寄り添って登り切れれば、グッと絆の深まった親子が眺められる素敵な景色が広がってるはずです!

 

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