兄弟がいる家庭は幾つになっても兄弟喧嘩が絶えないですよね。
ここ最近は、コロナの影響でおうち時間が長いのもあり、喧嘩に悩まされることが増えたと思います。
我が家も以前は兄弟喧嘩(モチ・現在小5娘とゾゾ・現在小2息子)が本当に多くて、それを聞いてるだけで気が滅入りそうでした💦
けれど、いくつかの対応を意識的に行なってきた結果一気に改善!
今では、どれだけ一緒にいても喧嘩が起きることは数週間に一度ぐらい。
起きても自分たちで考えて、距離を置いたり、解決しています😊
この記事では兄弟喧嘩の原因と、喧嘩を減らす方法をお伝えしていきますね✨
兄弟喧嘩を少しでも減らして、ストレスフリーな日常にしましょう〜!
兄弟喧嘩を減らす対処法はこちらです。↓
喧嘩をしてない時にできる予防策4つ
- 兄弟喧嘩でやってはいけないことを決める
- 兄弟が仲良くしている時に具体的に褒める
- 兄弟それぞれに相手の気持ちを代弁してあげる
- 絶対に兄弟を比べない!
喧嘩が起きた時にできる対処法5つ
- 喧嘩が起きた時親がまず感情的にならないように
- 喧嘩がひどい時は時には兄弟の物理的な距離を離してあげる
- 喧嘩の最中お互い興奮してる時はどちらの話も聞いて分かりやすく相手に伝えてあげる
- 喧嘩についてどちらか片方だけを叱らない
- 喧嘩の後両方に自分の悪かったところを考えさせる
詳しくお話ししていきます✨
兄弟喧嘩の原因は何?
エスカレートして、どんどん激しくなっていくことも多い兄弟喧嘩💦
毎日のように繰り返してますが、一体どんなことが原因で喧嘩が起こるのでしょうか。
欲しい物の取り合い
つい、相手が使っているものが羨ましく思えたりする年頃ってありますよね!
時間の感覚が分かる子と分からない子とでは、貸し借りの満足度に差が出るのもよくあることです。
「まだ?!早く貸してよ!」「まだ全然使ってないよ💢!」の会話はよく聞きます 笑。
兄弟お互いが小学生以上にならないと、特に時間の感覚の差があるでしょうね💦
そして、使いたいものが一つしかない場合も取り合いで喧嘩になりますし、同じものがたくさんある場合でも全て独り占めしたくなって喧嘩になります。
親としては、イライラして「じゃあもうどうしたら良いのよ!」となってしまうのも仕方ありません💦
毎日一緒で距離が近いと遠慮も我慢もしない!
友達には優しくできるのに、兄弟ではワガママがつい出てしまうのは、いつも一緒にいて心を許し合えている証拠。
いつもそばにいると、「そんなことぐらいわかるでしょ!」とか「いつも言ってるじゃん!」と、つい相手に期待してしまうこともあります。
その期待を裏切られると、カッとなって兄弟喧嘩になってしまいます。
そして、ちょっとしたことですぐ手が出たり、物を投げたりしやすいのが子供。
共にのびのび関わっていることで、態度や行動が雑になってしまい、それが原因で相手を怒らせてしまうことも。
それだけおうち時間がリラックスの場であるのは、良いことでもありますけどね💦
親にかまってほしい
下の子が生まれたり、上の子の習い事や塾の送り迎え、仕事などで忙しくて親にかまってもらえない時も喧嘩が増えます。
特に、親が自分以外の兄弟にばかり手間や時間をかけている姿を見るのは、子供としてはとても寂しく、兄弟に敵対心を抱いてしまうんですね。
「自分のことを見てほしい」という強いアピールから兄弟喧嘩に発展してしまいます💦
体力が有り余っていてぶつけるところがない
これは、特にコロナ禍になったここ2年で急増したと思いますが、子供にエネルギーが有り余っている時です。
- 体を動かしたい
- もっといろんな場所に行って刺激が欲しい
- 大きな声で話したい
- 友達や家族とも外でもっと触れ合いたい
お出かけが少なくなり、そんなストレスを抱えている子は、今とても多いのではないでしょうか。
長引くおうち時間、そんなストレスが溜まっていると、やはり爆発の相手は兄弟になってしまうのは当然でしょう…
ほんの少しのコミュニケーションの行き違いから、どんどん喧嘩が大きくなってしまうのは有り余るエネルギーが噴き出してしまうからなんですよね。
兄弟喧嘩を予防する対処法
色んなケースから始まる兄弟喧嘩、どうすれば予防できるのでしょうか。
兄弟喧嘩でやってはいけないことを決める
心を許しあっている兄弟間では、暴力が起きることもよくあります。
ですが、最低限大きな怪我にならないようなルールを決めた上で、喧嘩をすることがとても大切です。
「どんな喧嘩は危険か」を子供達にも考えてもらいながら、ルールを決めておきましょう。
- 物を投げたり、物を使って攻撃しない
- 強く突き飛ばしたりして相手を倒したり上に乗らない
- 噛み付いたり爪を立てて傷つけたりしない
- 髪を引っ張らない
いくらお家とはいえ、危険なシチュエーションもありますので注意が必要です💦
ルールを破ったときは、必ず厳しく叱って、同じことを繰り返さないようしっかり教えてください。
兄弟が仲良くしている時に具体的に褒める
これは本当に効果がありました!
どんな行動が「具体的に相手を敬う行為」なのかを教えるために、実際に仲良く過ごしている時に褒めます。
- 「今言った言葉はとても優しく言えてたね!」
- 「さっきは先に貸してもらったから今度は相手に先に貸して上げるなんてよく考えてるね」
- 「ありがとうがたくさん言えてて素敵だね!◯◯も嬉しいと思うよ」
などなど。
見ているその場で褒めることで、二人とも「これは良いことなんだ」と認識でき、指摘された側の自尊心も満たされます。
そして、できる限り平等に良いところを見つけるようにしてくださいね✨
親に褒められるのが嬉しくて、いい行いが繰り返されていけば円満になりますし、優しい言動が定着し、兄弟喧嘩が改善します。
褒めること、認めること、違いを知りながら子供を伸ばすならこちら↓
【子供を褒めずに伸ばす5つの関わり方】見違えるほど親子の絆が深まったのはなぜ?
ーモチとゾゾの場合ー
仲良く遊んでる時に「おっ!相手のこと考えて物とってあげたり、場所空けてあげられていいね〜!そうやって遊ぶといらない喧嘩も起こらないし気持ちいいよね😊」と声をかけたり。
そうすると二人とも嬉しそうに、「じゃあこれも先に貸してあげる!」「じゃあ切れないとこを代わりに切ってあげるね!」など、どんどん優しさの連鎖が始まります。
これを日常的に繰り返してくと、相手に対する気遣いが定着していきますよ✨
兄弟それぞれに相手の気持ちを代弁してあげる
お互いが気遣っている思いや、それに伴う行動を、こっそり報告してあげましょう。
- 「〇〇が疲れているみたいだから片付けやってくれてたよ」
- 「いつも〇〇のこと”優しい”ってお母さんには言ってるよ」
- 「〇〇のこと努力しててすごいって褒めてたよ」
などなど。
いつも喧嘩ばかりでも、兄弟の自分への思いを聞いて嬉しくなり、仲良くしようという気持ちが芽生えます。
それぞれを褒めながら、お互いどう思ってるのか、話題を振ってみてくださいね。
親が知らない子供の気持ちを聞いて、こちらまであたたかな気持ちにさせてもらえるので、とってもオススメです💙
ーモチとゾゾの場合ー
ある日、こっそりゾゾに「この前、モチが疲れてる時にお布団持ってきてくれて、ゾゾのこと優しいって言ってたよ」と伝えてみました。
そしたら、「今からモチに可愛い折り紙折ってあげる!」ってご機嫌でプレゼントを折りはじめました😊
プレゼントを貰ったモチも嬉しそうに、そのまま折り紙で仲良く遊んで、喧嘩も一切なし!
いい事をこっそり報告するのは、『相手を喜ばせたい』という気持ちをくすぐるみたいですねっ💙
絶対に兄弟を比べない!
同じ生活をしている中で兄弟を見ていると、親からもそれぞれのお子さんの得意不得意がわかりやすくなってきますよね。
ですが、双方の違いを一番感じているのは本人達で、それを強いライバル心に変えてしまうか、お互い尊敬しあえる関係になるかは親の対応が鍵です😊
親がどちらか一方の長所しか褒めなければ、褒められなかった方は負けるもんかと、闘志を燃やします。
完全に同じ兄弟なんていませんし、それぞれの良い部分は必ずありますから、個々の違いを認めて尊重してあげてくださいね。
兄弟喧嘩が起きた時にする親の対処法
減らす努力をしても、起きてしまうのが喧嘩。
喧嘩が起きるのは社会勉強なので、そこから学びを得られるよう、声がけで導いてあげてください。
子供の年頃によって、できる対処は違うと思いますが、様子を見ながらできることから始めてみましょう✨
親がまず感情的にならないように
忙しい時にいきなり兄弟喧嘩が始まってしまい、困ったりイライラしてしまうことはよくありますよね💦
ですがそういう場合も、親が怒鳴りつけて喧嘩を収めようとするのは、よくありません。
親が感情的に接したように、それを見て育った子供も、いずれ人に同じような態度で接する可能性が高くなります。
「喧嘩は力でねじ伏せたものが勝ち」という思考にならないよう、できるだけ冷静に注意しましょう。
それでも親も人間ですから嫌な気持ちがあるのは当たり前です。
「私は〇〇だからケンカされていると困る。やめてほしい」という旨を冷静にしっかり伝えるようにしてみてください。
兄弟の物理的な距離を時には離してあげる
いつも一緒に遊んでいるからこそ、衝突しやすいのは言うまでもありませんね💦
なので同じ距離感、同じシチュエーションで喧嘩が続くようであれば、一旦距離を離してあげるのも効果的です。
一人になることで落ち着きを取り戻し、やはり一緒に遊びたいから仲直りをしようと思うことができます。
おうち時間が長いと、距離が近すぎて揉めることが多いのでぜひやってみてください✨
●取り合いになっている物を捨てるのはNG●
一つの物を奪い合っている時には、それぞれの話を聞きながら目の前からそっと遠ざけましょう。
ただ、これみよがしに「喧嘩をするならこれは捨てます!」のような極端なやり方をすると、子供は「相手のせいで捨てられちゃった!」と思い、更に怒りを募らせてしまうこともあるので注意。
「これがなければ喧嘩にならなかったんだからこれは少し預かります。二人が仲良くできるようになったら返すからね」と付け加えるとgood!
最初は、取られたものを取り返すために仲直りをしているだけかもしれませんが、いずれ喧嘩にならずに済む上手なやり取りを覚えていきます。
どちらの話も聞いて理由を分かりやすく相手に伝えてあげる
兄弟喧嘩の最中は、気持ちが熱くなってうまく言葉にできないのが子供。
コミュニケーションのズレから、勘違いしたまま喧嘩が悪化している場合もあります。
そこで親がそっと仲に入ってあげ、「今〇〇はそう言うつもりで言ったんじゃないと思うよ」「まず先に△△がいった言葉が悲しかったから、貸したくなくなっちゃったんじゃないかな」と、お互いの理解が深まるようサポートしてあげます。
決して感情に任せて親がその場を仕切らないよう、気をつけてください💦
最後は、喧嘩の当事者達に任せます。
冷静に指摘されることで、子供達も喧嘩の原因をしっかり把握できます。
ーモチとゾゾの場合ー
特にゾゾはまだ幼いので、言いたいことがうまく言葉にできません。
伝えたいことを客観的に補足してあげると、ゾゾの気持ちも収まり、モチも誤解が解けましたよ✨
ゾゾは正しく気持ちが伝わることで、立ち直りも早くなるので、かなりいい方法でした!
補足をしてあげるときは客観性が大切なので、どちらかに味方しすぎないように注意ですよ。
兄弟の年齢差があったり、お互いが幼い時にも有効な手段です😊
どちらか片方だけを叱らない
「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」のような叱り方は絶対にNGです💦
上の子だけがいつも不平等を感じ、深い傷を負います。
喧嘩が悪化したり、自分の生まれに嫌悪感を抱いたりするようにもなるからですね。
また、上の子の出来が良かった場合も、下の子ばかり「あなたはなんでいつもそうなの」のように叱ることもやめましょう。
劣等感を植え付けると、いずれ兄弟同士本音で付き合うことが難しくなるかもしれません。
ある程度見守ることで、子供達は交渉したり、譲ったり、受け入れたりする力を身につけていきます。
ゆったり構えて、平等に接しましょう。
自分の悪かったところを考えさせる
「今自分の悪かったところはどこだったと思う?」と、双方に聞いて理解を促すことも効果があります。
自分自身の言動を思い出すことによって、感情的になっていた頭がクールダウンされ、うまく話し合いが運ぶようになります。
そして、自分の気持ちを言語化する練習にもなるのでオススメです。
「おもちゃを取ったのは、さっきじゃんけんで負けて悔しかったから」など、原因や気持ちを言えたなら、それを否定せずに「そうか、そう思ったんだね」と受け止めてあげてください。
人として当たり前に湧く感情を聞いてもらえるのは、癒し効果もあります✨
まだ中々自分の気持ちを言語化できない、中間反抗期だなと思う場合はこちら↓
【小学生の中間反抗期に疲れた時の対応4つ】子供を信じて自立心を育てよう
ーモチとゾゾの場合ー
あまりにも激しい喧嘩の場合は一旦止めて「お互い何が悪かったと思う?」と聞いてました。
- 「自分のことばっかり考えてた」
- 「相手が嫌がるってわかってて邪魔したところ」
- 「言い方がキツかった」
こんなふうに2人から聞き出したら、「じゃあ次からどうすればいいと思う?」と声をかけます。
- 「相手のことも考えて行動してみる」
- 「相手が嫌がることをしない」
- 「優しい言い方に気をつける」
こんな返事が返ってきたら、「じゃあやってごらん」と言って終わります。
いきなり全てができるようにはなりませんが、これを繰り返していくことで、2人は確実に上手な関わり方を学びました😊
兄弟喧嘩を激減させてストレスフリーになろう!
兄弟は一緒にいる時間がとても長い分、どうしても喧嘩になることは多いです。
しかし、ここでコミュニケーション能力を育てていると考えれば、親も少し冷静な気持ちで対応できるのではないでしょうか。
家族は最小の社会なので、人間関係の基本を学ぶ上で、ちゃんと経験させるのは良いことです✨
人とのコミュニケーションは、小さいうちから積み重ねていきたいですよね。
何度も喧嘩しては仲直り、それを繰り返すことによって、兄弟の絆も深まっていきます。
ゆったり構えて、喧嘩からの学びをサポートしてあげてくださいね💙