小学生には小学生の、友達関係の悩みや解決策があるのを知っていますか?
親に見えているよりずっと、子供たちは狭い人間関係の中で悩んでいることがたくさんあります。
どうしたら子供が悩まずに学生生活を送れるのか、もし悩んでもうまく解決できるようになる対策、悩みの原因も含めてまとめてみました✨
子供の友達関係を良好にするためのコツは以下の通りです↓
- 人はみんな違う感覚を持って生きていることを知る
- 夢中になれることを見つける
- 学校以外の世界も広げる
- 各家庭のルールがあることを知る
- 一人の時間を楽しめるようになる
- 親子のちょうどいい距離感を大切にする
小学校入学と同時に我が強い子ばかりのクラスで辛い思いをしたモチ(小4)が、今は友達との悩みが一切なくなった!そんな経験をもとにお伝えしたいと思います😊
合わない子は上手に回避して、大好きなお友達と信頼関係を結べる。
そんな楽しい学校生活を送りましょう!
(度がすぎたいじめなどは然るべき対処法を取ることが大切なので、こちらの記事の限りではありません。ご了承ください)
小学生の友達関係が複雑になるわけ
周りの目が気になり始める
小学生になると、毎日同じメンバーと、親密な友達関係を築いていくことになりますよね。
幼稚園や保育園では、常に子供たちの真ん中にいてくれた先生も、教育者として一歩引いた存在になることで、子供たちの意識もクラスメイトにギュッとフォーカスしていきます。
それと同時に周りと自分を比べたり、周りから言われたことがさらに強く影響する年齢に。
自分に対する好意の有無や自分に対する評価も気になる頃です。
『あの子は遊ぼうって言うけど、いつもワタシのできないことを笑ってくる』など、相手の好意と評価がチグハグなことに心を痛めることもよく聞く悩みですよね💦
グループ意識が強くなる
グループ意識についてのイザコザは、女子の話だと思われがちですが、意外と男子の悩みにも浮上します。
いつも遊んでるメンバーに入れたくない…から始まり、ダメって言われたわけじゃないけど入りにくい…まで、グループの内か外かで、それぞれ認識がずれてることも喧嘩の原因になりがちです💦
そして、友達関係をずっと複雑にしていくのが「巻き込み」です。
グループ内で揉めていると火の粉が飛んできて、その時の対応をもとに自分も嫌われたりすることがあるので、狭い友達関係では対応に悩まされます💔
三人で仲がいい場合、誰か一人が寂しい思いを経験するというケースも、聞くことが多いですよね。
親に言いたくないことも増えてくる
小学生も特に高学年になると自分の問題を親には話しにくいという感情が生まれます。
- 『心配をかけたくない』と言う周りが見えるからこその優しさ
- 『悩んでると思われたくない』と言う子供ながらのプライド
- 『絶対怒られるだろうから知られたくない』と言う不信感
さまざまな要因で親に悩みを打ち明けにくくなります。
そうすると視野が狭くなったり、内輪だけで解決しようとするがためにこじらせることも💦
大きな喧嘩に発展してからやっと親が気づくというパターンは多くありますね。
親子の信頼関係を築いて、トラブル予防したい方はこちら↓
【子供を褒めずに伸ばす5つの関わり方】見違えるほど親子の絆が深まったのはなぜ?
学年によっても友達関係は変わる
小学生でも、主に低学年と高学年では、友達関係のあり方に違いがあります。
低学年
低学年では、距離感に比例して友達関係が親密になる傾向がある。
席が隣だったり、係活動が一緒だったり、お家が近所だったり。
それが原因で『気が合わないのにいつも一緒にいる』『席が隣だから逃げられない』のような揉め事に発展することが多いのが特徴。
高学年
高学年では自分と友達の関係性を判断できるようになる。
気の合う友達とだけ関わるようになり、友達関係での悩みは、親密だからこそ起きる重い悩みになりがち。
グループ意識がさらに強くなるのも特徴。
年齢とともに陥りがちな悩みの傾向が変わるので親も子供に対する認識をアップデートする必要があるようです💦
学校の友達関係を良好にするための対策
人はみんな違う感覚を持ってることを知る
トマトが好きな人もいれば嫌いな人もいるように、人間関係に対する感覚も人それぞれ違うと言うことを子供は知っておく必要があります😊
自分と相手では『仲の良さ』の認識さえずれている場合もあるんですよね。
自分が思う親しさを相手も同様に感じているとは限らないことを知っていれば、すれ違いでわざわざ傷つけあうことも減ります。
『ワタシは〇〇ちゃんと親友だと思ってたのに!裏切った』
なんていう理由で起こる喧嘩は、とても多いです💦
どちらが悪いとかでなく、人の心はそれぞれ違って当たり前なんだと言うことを教えてあげましょう。
そして、自分の気持ちを簡単に友達に話せる子もいれば、友達には絶対言えない子もいます。
友達の言動で親しさの基準を推し量るのは、拗れる原因になるので気をつけたいですね💦
●我が家の対策●
- それぞれお友達同士が別の遊びをしていても「やりたいことを自由にやれる友達関係って素敵だよね」と子供に語りかける
- モチ(小5娘)が、価値観の違う子とすれ違ってしまっても「〇〇だからうまくいかなかったんじゃない?それぞれ考え方が違うからそういうこともあるよね!」と言葉をかける
こんな言葉がけを幼稚園の頃からかけていたので、モチは個性の違いに寛容です✨
理解できない言動にも、適切に距離をとるカタチで対応するので、価値観を押し付けることがない分もめることもありません😊
各家庭のルールがあることを知る
一人で遠くの公園まで行ってもいい子、一人で遊んで帰ってくるなら16時までの子、お金を持ってきてる子、みんなの分のおやつを持ってきてる子…
放課後遊ぶ時だけでも、各家庭の小さなルールから大きなルールまで多種多様ですよね!
- 自分は17時まで遊べるから一緒に遊んでたら、後日お友達の親から『帰りが遅くて心配しました。気をつけてください』と言われた
- 近くの公園で遊んでた子供が、急に友達を家に連れ帰ってきてしまい、『当日いきなり友達を連れてこられたら困る!』という状況になった
『友達の家庭のルール』があることも認識しておかないと、上のように不要なトラブルを招くことになります。
お金や時間が絡むことは特に、”お家では親にどのように言われているか“を子供同士確認しながら遊ぶように勧めてみてくださいね。
夢中になれることを見つける
夢中になれることは、それがあるだけで自尊心を高めてくれますし、夢中になってる時は辛いことを忘れられます✨
好きなことを持つだけで、視野が何倍も広がるんですね。
そして、大好きなことをきっかけに友達関係が構築しやすくなり、そうすると話の合ういい友達が見つかるようにもなります。
クラスメイトには『〇〇ちゃんといえばこれ!』と言う認識を持ってもらえるので、大好きなことがあると、それだけで名刺のような役割を果たしてくれることになるんです。
●我が家の対策●
- 学校の休み時間も本を読んで過ごすことがあるぐらい、モチは本が大好き。
- ゾゾ(小2息子)は折り紙が大好きなので、折り紙をやってると自然と同じことが好きな仲間が集まってくれます。
それぞれ好きなことがハッキリあるので、同じことを好きなクラスメイトが自然と寄ってきたり、夢中になってる時はそっとしておいてくれたり、学校生活が送りやすくなります🌸
自分がやりたいことをできると、学校での時間も満足度が高まりますよね!
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一人の時間を楽しめるようになる
上の記事にも通じることですが、一人でいることを楽しめるようになると、時間の使い方が無限に広がります✨
友達と一緒にいないと不安になる、不安だから気の合わない友達と一緒にいる…こんなふうに無理しなくても、ちょっと友達関係に疲れたら一人で過ごす。
これができれば、心の負担は一気に軽くなります💙
一人になりたいと思った時にそれができるように、小さいうちから『一人で過ごす時間も楽しいし、素敵な時間だよ』って伝えて肯定していくことが大切です。
一人時間の楽しみ方、休み時間の過ごし方はこちらの記事で↓
●我が家の対策●
モチには幼稚園時代から、一人で遊べることを「素敵な時間だね!」って肯定してきました✨
その積み重ねがあったことで、入学してもクラスの雰囲気が嫌なら一人で外に行って考え事したり、図書室に行ったり、よく一人で行動してました。
それが全く苦じゃないし、本人にとって気分転換になってたのはすごく良かったと今でも思っています😊
学校以外でもできる対策
学校の外の世界も広げる
学校で辛いことがあった時、逃げ場がたくさんあることが、子供にはとても重要です。
自分でお金も稼げなければ、経験値も少ない中で、学校しか世界がないと言うのは子供にとって、とても息苦しいことなんですよね。
ましてや、その学校で友達とトラブルがあったなら、気持ちを切り替えるきっかけがなくて、いつもそのことに悩まされたり、学校で居場所を失ってしまいます💦
なので幼稚園、保育園時代の交友関係を大切にしたり、違う学校に友達を作ったり、習い事で信頼できる人がいれば気持ちがスッと軽くなるはず。
学校以外で人間関係を作るには、親のサポートが必要になるので、気の合う子と仲良くなれるようぜひ手助けしてあげてください✨
●我が家の対策●
- 幼稚園からの仲良しの友達と定期的に遊ぶ
- 習い事でも仲良しな子がいる
学校が離れてしまったお友達とも定期的に遊んでいます😊
学校で辛いことがあっても、週末に幼稚園の時のお友達と遊んで、いつもリフレッシュしていました✨
『以前の友達にばかり依存するようになるのではないか』と心配になる方もいるでしょうが、何もリフレッシュする場がない方が、どんどん苦しくなってしまいます💦
ムチ打って学校に慣れさせるだけじゃなく、癒しの場は必ず用意してあげましょうね😊
親子のちょうどいい距離感を大切にする
子供の友達関係を、全て把握してコントロールしようとは思っていませんか?
子供のことが心配なのは当然ですが、友達関係にまで口出ししたり、友達を批判したり、親が勝手に介入したりするのはよくありません💦
なぜならそれは子供を信頼していないという態度であるからです。
なので、『大変なことがあったらいつでも話を聞くよ』と伝え、見守るのが大切です。
親子関係が信頼で結ばれていれば、必ず子供は辛い時サインを出してきます。
子供からサインがあった時、ちゃんと向き合って子供の気持ちに寄り添ったアドバイスをする。
シンプルですが、小学生になるとこの距離感が子供の自立心を育ててくれるんです。
子供が上手に友達と付き合えるようサポートしよう
- 人はみんな違う感覚を持って生きていることを知る
- 夢中になれることを見つける
- 学校以外の世界も広げる
- 各家庭のルールがあることを知る
- 一人の時間を楽しめるようになる
- 親子のちょうどいい距離感を大切にする
子供が困った時には、親の価値観だけで判断するのではなく、まずは子供がどうしたいかを大切にしてあげてくださいね。
子供だけでは視野が狭くて解決できない問題もあると思いますが、そんな時もちゃんと本人と話し合いながら一緒に考える姿勢を忘れないでください✨
些細なことであれば失敗して子供も学びますから、あまり神経質にならず子供たちに任せることも時には必要です。
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