いきなりですが中間反抗期ってご存知ですか??
年長や小学校低学年から高学年に入るまでの間、「なぜか子供と衝突することが多くて疲れた…」なんて感じていたらそれは中間反抗期かも。
実は、うちのモチ(現在小5娘)は1年生の頃ひどい中間反抗期が来て、大変でした!
しかし今はその乗り越え方に気づき、信頼関係の深い仲良し親子でいられてます😊
この記事では、実際の体験から得た、中間反抗期の原因や特徴、乗り越え方をお伝えしようと思います。
中間反抗期の乗り越え方のコツは以下の通りです↓
- 先回りした声がけをしない
- 子どものタイミングでやらせる
- 子どもの失敗を責めない
- 子どもにダメ出しをせず気持ちと理由を話す
上手に乗り越えて親子の絆をグッと深めましょう〜!
小学生に起こる中間反抗期とは
一般的に「反抗期」といえば、幼児期の第一次反抗期、思春期の第二次反抗期を指します。これらの2度にわたる反抗期の間に、子どもが何かと親に反発する期間が「中間反抗期」と言われています。
中間反抗期は、小学校低学年のころに起こることが多いようです。しかし低学年から高学年にかけて中間反抗期が長引いてしまう子どもや、4年生の頃から中間反抗期に入る子どももいます。
あんふぁんより引用
中間反抗期とは、主に年長あたりから小学校中学年あたりまでに起こる、反抗期のことです。
大人の言動を客観的に捉えられるようになることで、大人の意見を素直に受け入れられなくなったり、自分の主張を通したくなったり、友達関係が影響して荒れることもあります。
そして、中間反抗期は必ずしも訪れるものとは限らないので、個人差が大きく、人に中々理解してもらえず親が悩みを抱えることが多いのも特徴です。
中間反抗期自体は、成長の過程で起こるものなので心配は要りません。
それだけ広い視野を獲得している証拠でもあり、悲観する必要はないんです😊
小学生でも、ただ守られる時期から自分で能動的に動く時期に移行する、ギアを入れ直しているところなんですよね。
とはいえ、辛いものは辛い。
ワタシもそうでした。
そんな我が家の暗黒期について、お話ししていきたいと思います。
親も疲れた我が家の中間反抗期
モチは小学校に入学して、まず学校というシステムに慣れることができなくて、とにかく登校を嫌がっていたんです。
小学生になって始まった喧嘩が絶えない毎日
モチは勉強もできないし、なかなか学校生活がうまくいかないのもあって
- 何を言っても「はいはいそうすればいいんでしょ」的なぶっきらぼうな態度
- ちょっとしてことですぐに大泣き
- 「宿題するぐらいなら死んだ方がマシ!」と怒る
というような状態が毎日続くように。
最初は「モチは学校で頑張ってきてるんだからイライラしてても仕方ない…」と思い、苦手な勉強や宿題をできる限りサポートしたり、学校でのイザコザの相談に乗ったり、日常生活がスムーズに運ぶように声がけにも気を使いました。
ストレスがワタシの体調にも現れる
ある日の朝、ものすごい喧嘩をして学校に送り出した数時間後、たまたま自分の顔を鏡で見たら…
上唇が2倍ぐらいに腫れて、もはや誰だか分からないぐらい、顔が変形してしまってる!!!
もうパニックだったけど、子供の帰宅時間と重なり、病院にも行けず。
でも腫れは2時間ぐらいで落ち着きました。
結局、腫れてるタイミングで病院に行くことは難しかったんですが、念の為別日に受診したらこの腫れはクインケ浮腫というもの。
【クインケ浮腫】-総合南東北病院HP-
抗アレルギー剤を処方され、特に治療はなくとにかくストレスを溜めないこと!が大事なんだそうですが、度々発作が起きるのでした💦
いくら叱っても終わらない中間反抗期
秋になり、学校にはやっと慣れて好きなお友達もできて、モチは学校自体は嫌いじゃなくなりました。
しかし、簡単には終わらなかったのが、中間反抗期という魔物です💦
- 宿題も毎日サポートしようとしても寝る時間まで手をつけない。
- 時間がない中でやるからどんどん気持ちも追い込まれていく
- でも早めにやるのはもっと嫌
- 宿題を終わらせるのに2時間かかることもザラ
- ご飯、お風呂、就寝準備、全て放棄
こんな状態が延々と続きました…
そして「家出する!!!」とか「もう死んだほうがマシ!!!」という言葉がなくなることはありませんでした。
「それならもう家出ていきな!!!」と言えば、出て行って真冬の寒空の下、家の前のゴミ箱に身を潜めて防寒してるなんてこともありました…(ものの5分ですが)
とにかく身の安全は心配なので、どこか遠くへ行ってしまわないか確認はしてたものの、絶対に自分から帰ってこないモチに、どう声をかけるべきかワタシも分からなくなりました。
とにかく毎回話し合って、一緒に頑張ろうということで終わるのですが、翌日は同じことの繰り返し…
そしてワタシは、あることに気づきました。
ワタシの中間反抗期への間違った対応
1年生頭から始まった中間反抗期ももう1年経とうという頃。
ワタシはふと気づいたんです。
「あれ?最初はモチが、とにかく楽しく学校に行ければ、それでいいと思っていたはずなのに。
ワタシ、どうすればモチが楽しく学校に行けるか、宿題もどうしたら習慣にして楽にできるようになるか、方法にばっかりこだわってた。
けどそれって、本当にモチが学校を楽しいと感じられる方法なのかな。
もしかしてワタシ、モチのこと全然わかってないんじゃない??」
本質的なことを見落として、モチの個性を尊重してあげられてない…そんな事実にようやく気づいたんです。
よく考えてみれば、モチにはワタシが良かれと思っていた方法が、全然合ってなかったのでした。
やっとワタシは、モチの気持ちを理解し始めました。
ちなみに、特に男の子への理解を深めたい方はこちらのブログがおすすめです↓

中間反抗期という言葉だけでは理解できない男の子の特性をわかりやすく教えてくれています✨
子どものペースを理解していない
モチは人より時間の感覚がゆっくりで、その分一つ一つに丁寧なんです。
ランドセルの中の教科書の並びもちゃんと決まっているから、確認しながら翌日の準備をすると時間がかかるんですよね。
お風呂に入るのに時間がかかるのもそう。
更に、帰宅してからすぐ宿題をやるという習慣は向いてなくて、まずは自分の好きなことをする時間をつくり、その後気持ちの切り替えをするタイプです。
モチは一つ自分の好きなことをやる時間を作れれば、その後モチベーションを上げられるんです。
子どもの自立心を受け入れてない
そして何より、「自分のことは自分で決めたい!」
ワタシはそれまで良かれと思ってモチの思いとは逆のことを言ってしまってたんですね。
これが一番大事かもしれません。
子供に命令、指示を出すのは良くない。
子どもを人として尊重できてない
子どもだって一人の人として意見を聞いてもらえたり、賛成してもらえたりするのは嬉しいことです✨
尊重されることで自信もつくし、相手への敬意も生まれます。
こんなこと、当然と言えば当然なんですが、それに気づくまでに本当に時間がかかりました。
人って、辛い出来事の渦中では視野が狭くなって、いつの間にか焦点がずれてることに、なかなか気づかないんですよね。
ワタシも、やっとモチの気持ちと自分の未熟さに、気づくことができました。
そして子供を、1人の人間として尊重する大切さを、しみじみと感じたんですね…
小学生の中間反抗期を落ち着けるため親ができる対応
まずモチの個性を見極めて次のような接し方に改めるようにしました。
子どもに先回りした声がけをしない
学校から帰宅した途端、「宿題やりなよ」って言うのが口癖になっていたのを、やめました😊
先回りして指示されるのは、やる気を落とす原因。
まずは、「学校楽しかった?」とお茶でも飲みながらリラックスして、おしゃべり🌸
毎日の服装も、食べるおやつの内容も、仲良くするお友達も…
先回りして決めたり強制することはよくありません💦
それをしばらくやめてみたら、ぶつかることがなくなり、対等に話が出来るようになりました。
子どものタイミングでやらせる
帰宅して子供がリラックスし始めたら、「宿題やる時間は自分で決めてね」とだけ伝えます😊
あとは、本人が自分で決めたタイミングで行動するのを見守ればOK。
明らかに忘れてしまってそうな時だけ、「◯時にやるって自分で決めてたけど大丈夫?」などと思い出させてあげましょうね。
自分で決めたことは、張り切るのが子供。
指示するよりもよっぽど行動力が発揮されます✨
モチもどんどん自分でやることを決めて行動できるようになっていきました。
子どもの失敗を責めない
万が一宿題をこなすことができなくても、責めないでおきましょう。
「じゃあ、さっきの時間の決め方が良くなかったんじゃないかな?どうしたらいいと思う?」
などと話しながら、これからの軌道修正をサポートしてあげてください。
少しずつ、自分のペースを作れるようになってきます。
親も「宿題忘れたぐらいで死なないし!」ぐらいの広い心で、どんと構えて見守ると気が楽になりますよ🌸
最初から完璧を求めず、本人の成長にフォーカスしてくださいね!
モチも、寝る間際まで漫画読んだり、遊んでて宿題やる時間がなくなること、多かったです💦
その度に「困ったね。朝起きてやる?今一緒にやっちゃう?やっていかなくてもいいけど」と、選択肢を与えながら、一緒に解決策を考えるように。
そしたら、「今からやる!」など、自分で決めて早く終わらせるように努力したり、朝起きて頑張ったり、決めたことを行動できるようになりました!
褒めない、怒らない、子供との絆を深める方法はこちら↓
【子供を褒めずに伸ばす5つの関わり方】見違えるほど親子の絆が深まったのはなぜ?
子どもにダメ出しをせず気持ちと理由を話す
やめてほしいことには、親としてのやめてほしい気持ちと、それはなぜなのかを説明しましょう!
理由もなく「それはダメ!」のような言い方をしてしまうと、納得できずに子供も反発心を抱いてしまいます。
理由をきちんと話すことは子供を尊重することになるので、できる限り取り入れてみてください😊
モチも、ワタシが無理なことをちゃんと説明すると、しっかり理解してくれます✨
予定の詰まってる日はアニメを見る時間が短いことや、お出かけの時に荷物を持ってほしい理由、先にお風呂に入ってほしい時など、小さなことでも「なぜそうしてほしいのか」ちゃんと話すようにしています!
嫌な顔せずちゃんと受け入れてくれるのは、モチをすぐに否定せず、こちらの気持ちを丁寧に話してきたからでしょう😊
細かいことを心配して否定してきたら完璧主義の子供になってきちゃったかも?という場合はこちら↓
【幼少期からの完璧主義の原因と対処法5つ】慎重すぎる子供を挑戦させてみよう
反抗期に疲れたら対応を変えて自立心を尊重しよう!
- 子どもに先回りした声がけをしない
- 子どものタイミングでやらせる
- 子どもの失敗を責めない
- 子どもにダメ出しをせずに気持ちと理由を話す
子供の中間反抗期は成長の一つのステップです✨
親も子供に対する見方をアップデートして、より対等な関係へと磨きをかけていきたいですよね!
信頼を深めて、より豊かな家族関係にしていきましょう!
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