子どもが完璧主義すぎて新しいことに挑戦しなかったり、必要以上に成果にこだわったりするのを見て、「このままで大丈夫かな💦」と心配することありませんか?
あるいは、「うちの子はすごく真面目だから絶対将来安心!」と思ってる方もいるかもしれません。
実は、子どもの完璧主義は融通も効きにくく、将来才能を上手に発揮できなくなる可能性が高いので、デメリットが大きいのです💦
子どもには可能性がいっぱい!
だからこそ幼少期からたくさんのことにチャレンジして、失敗して、自分が一番輝けるものを見つけてほしい、そう思いますよね😊
ここでは、『失敗を恐れる完璧主義』すぎる子を、おおらかな感性へ導く対応を紹介していきます✨
実際のワタシの失敗談も添えて、改善してきた今の様子まで、お伝えしちゃいますよ!
まず、やってきた対応はこちら!
- 評価=子どもの価値ではないことを教える
- 子どもの努力の過程を認めてあげる
- 子どもの失敗を受け入れどうしたらいいか親も一緒に考える
- 親の体験談を話す
- 親子で挑戦を一緒に楽しむ
完璧主義の原因を理解し、学校生活をゆったり楽しめるように、サポートしていきましょうっ!
完璧主義な子どもが幼少期から見せる特徴
- 失敗することを極端に怖がる
- 物事がうまくいかないとすぐに怒る
- 新しいことに挑戦したがらない
- 恥をかくことを嫌う
- 困難なことをすぐに諦める
- やるべきことを後回しにしがち
- オールオアナッシング思考(100%の結果が出せないならやらない)
完璧主義の子にはこのような特徴があります。
ではそのまま成長すると、どうなるでしょうか。
- 成長するチャンスがなくなる
新しいことに挑戦しないので、子供の持っているさまざまな才能が伸びにくくなります。
人は失敗をすることで、多角的な学びを得る生き物✨
挑戦をしないということは、挑戦する人よりも経験値が圧倒的に少なくなってしまう、ということなんですね。
経験値が乏しくて頭でっかちな人は、社会に出ても成功することは難しいでしょう💦
- 精神的に不安定になりやすい
何事にも、完璧にできなかったことをいつまでも引きずったりしがちで、気持ちの切り替えが不得意です。
難しいことにチャレンジするときも、「失敗したらどうしよう」「うまくやらなくちゃ」という不安に飲み込まれて、精神的に落ち込むことが多くなります。
- 人間関係がうまくいかなくなる
自分の失敗にも他人の失敗にも厳しすぎるがために、周りの人から敬遠されることが多くなります。
成果だけを追い求める人は隙がなくて、正論ばかりで突き進むと周囲の人を萎縮させてしまうでしょう💦
子どもの友達関係を充実させたい方はこちらの記事↓
【小学生の悩み対策6選】友達関係を良くして学校をもっと楽しむ方法
子どもが完璧主義になってしまう原因とは
次に、子供が完璧主義になってしまう原因を見ていきましょう!
子供を減点法で評価してしまう
これは、そもそも親が完璧主義だった場合多い原因ですね!
もし、我が子がかけっこで2位をとったらどんな声がけをしますか?
「1位になれなかったね」「悔しいね」「勝てなかったじゃん」なんて言ってませんか💦?
子どもが最後まで勝とうと思って走り抜けたことに目を向けず、1位になれなかったことしか見えてない、そんな声がけは完璧主義の要因になります。
- 「1番じゃないと褒めてもらえないんだ」
- 「いつも頑張っていないと認めてもらえないんだ」
- 「最高の結果を残せないなら全部意味はないんだ」
なんていう思考を、まねいてしまうんですね。
子供が失敗しないよう細かく躾けてしまう
子供は厳しく注意されて育つと、失敗を恐れ完璧主義に育つようです。
親が子供の将来を心配するあまり、先回りしてガミガミ口うるさくなってしまうことが原因💦
親が良かれと思ってしていることが、かえって子供を怯えさせ、神経質にさせてしまうことになっています。
ゾゾがてんかんを発症してから口うるさくなったワタシ
実は、うちのゾゾ(小)が以前から完璧主義で、結構気になっていました。
そしてその原因は、ゾゾがてんかんで倒れた2歳の時からの私の対応にあると思ってます💦
てんかんとは、突然に意識がなくなったり、異常な行動をとったり、筋肉が硬直(けいれん)するなどの「発作」を繰り返す病気です。発熱がきっかけとなって起こる熱性けいれんや泣き入りひきつけはてんかんではありません。てんかん発作は、大脳の神経細胞が無秩序に過剰に興奮することによって起こります。この過剰な興奮が脳のどの部分に起こるかによって、症状は様々です。
慶應義塾大学病院KOMPASより
2歳の元旦にゾゾが洗面所で倒れ、ガタガタ震えて意識もなく、白目をむいてチアノーゼが出ていた状態、今でも鮮明に覚えています。
数回けいれんの発作が起きながらも、検査入院後自宅に帰されました。
そして帰宅してからも何度も発作が起き、いつ発作が起きるかわからない中でモチ(当時年中さん)の幼稚園の送迎をしなければならず、ワタシは精神的にギリギリでした💦
朝起きたらずっとそばについて、階段は一人で使わせず、椅子から転げ落ちないようにピタッとくっつき、幼稚園の送迎にはシートが倒せるベビーカーを引っ張り出し…
突然発作が起きて倒れても大丈夫なように、分厚いニット帽をかぶせたりもしました。
とにかく頭に損傷を与えたくないので、高い遊具を使ったり段差を飛び越したり、発作が起きたら大怪我になるようなことは片っ端から止めました。
- 「階段は一人で使っちゃダメだよ」
- 「必ず大人と一緒に行動して」
- 「ジャングルジムでは遊ばないよ」
- 「お外の階段は必ず手をつないでゆっくりだからね」
本当に厳しく言ってきたと思います。
投薬が始まり発作が出ない日常が訪れても、服薬が終わり”完治”の診断がおりるまでは、倒れた時の恐怖がいつも頭によぎって、すごく厳しくしつけてしまったと思います。
幼稚園で慎重なところが目立つように
ゾゾは幼稚園でも、遊具を使うときとても怖がりだったし、他の子と比べて身体を動かした経験が少なすぎるのが、ありありと分かりました。
既にこの頃、ゾゾは忘れ物にもすごく神経質で、大好きな折り紙も途中で変な折りあとがつくと癇癪起こし、泣いて怒ることは日常茶飯事。
詳しくわからない行事などは何度も何度も確認したがるし、経験のないことには行きたがりませんでした。
完全に『完璧主義』の子供の特徴ですよね💦
入学後は慎重に磨きがかかって完璧主義に
そして入学してからも、そのセンシティブな気性は続きました。
特に宿題は、何度も何度も書き直して綺麗に書けないと泣き叫んだり、家族でゲームをやっててもちょっと負けそうになると、途端に怒って泣いてやめてしまいます。
ゾゾがもっと生きやすくなるにはどうしたらいいんだろうと考えた時、こうなってしまったのは、自分の関わりが原因ではないかと思い至り、それからさまざまな対応を変えてきました。
(ちなみに、投薬を続けてやっと去年治療が終わり、現在は1年に1回脳波の検査に通っている状況です)
完璧主義を和らげるために幼少期から親ができること
そんなゾゾの、完璧主義を和らげるための対処法は以下の通りです✨
評価=子どもの価値ではないことを教える
完璧主義の子供は、自分の行動で得た点数を、自分自身の価値だと思い込んでしまう特徴があります。
テストで70点を取ったら、自分の価値は70点しかない、と思ってしまうんですね。
なのでそうではないことを、日頃から伝えてあげましょう。
- 「苦手なところと得意なところが分かったから、次は苦手を克服できるように一緒に頑張ろうね」
- 「テストの点数であなたの価値が決まるわけじゃないんだよ。どんなあなたも大好きだよ」
- 「点数や成績は、これからどうすればあなたがもっと伸びるか知るためのもの。苦手なことを知るのは、あなたの才能を伸ばすヒントになるんだよ」
こんなふうに声をかけてあげることで、成績や点数にとらわれずに、のびのび頑張れるようになります。
●ゾゾの場合●
最初テストで100点取れなかった時は、すごく悔しそうだったり落ち込んでいたけど、「これだけ点数取れたじゃん!よく頑張ったよね!このバツがついた問題は、ゾゾのことこれから助けてくれるよ。ゾゾにとって、苦手な問題だって気づかせてくれたんだからさ😊」と何度も言いました。
そしたら今では100点取れなかった日も「よいちゃん(子供にはちゃん付けで呼ばれてます)!今日この問題間違っちゃったんだ〜笑。でもなんで間違っちゃったのかもう分かってるんだ〜😊!」なんて言いながらテストを見せてくれるようになりました✨
失敗を自分の評価だと思い込まず、気持ちの切り替えができるようになってきました!
子どもの努力の過程を認めてあげる
- 「こんなに努力したことがすごいよ!」
- 「いつも頑張ってるから結果もついてくるんだね!」
- 「挑戦したことが素晴らしいし、最後まで諦めなかったことがかっこよかったよ!」
こんな風に努力や過程を認めてあげると、徐々に失敗への恐怖心も軽くなっていきます✨
●ゾゾの場合●
年長のリレーで、ゾゾのチームがダントツビリだった時アンカーをやってたんですが、最後まで全力で走り切った息子。
「もう他のチームはゴールしてたけど、最後まで全力で走った姿がかっこよくて、めちゃくちゃ感動したよ…」と伝えました。
やはり悔しさはあったみたいですが、泣いたり怒ったりせず、途中で転んだチームメイトが悲しまないように気にかけてあげてたのは、すごく成長を感じて嬉しい瞬間でした。
認めてあげることと誉めることの違いについてはこちらの記事↓
【子供を褒めずに伸ばす5つの関わり方】見違えるほど親子の絆が深まったのはなぜ?
子どもの失敗を受け入れどうしたらいいか親も一緒に考える
子供がテストで80点を取った時、まずは80点取れた努力を認めましょう😊
そして20点分間違えたところを、どうしたらできるようになるか一緒に考える姿勢が大切です。
失敗しても受け止めて、成長をサポートしてくれる親の存在を感じることは、子供にとって大きな安心感につながります✨
●ゾゾの場合●
間違えたテストを持って帰ってきたらまず「よく頑張ったね!」から入り、「じゃあここはどうして間違ったんだと思う?一緒に考えてみようか」と言うようにしています。
ゾゾも落ち着いて問題を読み直し、問題が解けると「ゾゾの読み間違いだった 笑。」って笑えるようになりました✨
以前なら悔しさでそんな余裕もなかったのに、すごく変わってワタシも嬉しくなりました。
満点じゃないテストに色んな発見をさせてもらってます!
親の体験談を子どもに話す
お父さんもお母さんも、親になるまでにたくさん失敗したりしてきたんだよ、と言うことを話してあげてください😊
なんなら、今だってたくさん失敗してると言うことも。
子供の目の前で失敗を見せて、一緒に解決するのもとても有効です✨
●ゾゾの場合●
ワタシが子供に頼まれていたことを忘れてしまって「ごめんね!忘れてたよ💦」と謝ったり、約束していた献立が、疲れていて作れない場合など、よくあるんですよね。
そんな時も、隠したり誤魔化したりせずに伝えます。
そうすることで
「いいよいいよ。よいちゃんも大変だったもんね。誰にでも失敗はあるよ」
と声をかけてくれます。
親が、率先して失敗して見せることで、寛容な気持ちが身についてくれて、いつも励まされます💙
親子で挑戦を一緒に楽しむ
やったことないことに、親子で挑戦してみるのもすごくいいですよ!
砂山に一緒に大きなトンネル作って、途中で崩れても親子で笑い合えれば、小さな失敗の経験が積めます✨
一人での失敗が最初は怖くても、お父さんやお母さんと一緒なら勇気が出ますよね😊
子供と親で、違うものにチャレンジするのもアリです!
●ゾゾの場合●
先日、ワタシが大好きな映画のネット試写会に応募したら当選したんです!
そしたらゾゾも「挑戦しないと当たらないんだね!」って目をキラキラさせて言ってました。
多分「こういうの、応募しても当たらないし」って思ってたんですごくびっくりしたんでしょうね!
試写の当日もずっとソワソワしてました 笑。
そして後日、ゾゾは「好きなおもちゃの写真コンテストに応募してみる!」と言って、一生懸命写真を撮って送ってました😊
こんな些細なことだけど、チャレンジするワクワクをたくさん感じてほしいな、と思います。
完璧主義を和らげて子どもの可能性を広げよう!
- 評価=子どもの価値ではないことを教える
- 子どもの努力の過程を認めてあげる
- 子どもの失敗を受け入れどうしたらいいか親も一緒に考える
- 親の体験談を話す
- 親子で挑戦を一緒に楽しむ
上で原因をあげていますが、子供の完璧主義を、全て自分の責任だと思い込まないようにしてくださいね。
子供にも性格の差がありますから、親の影響だけでない場合もたくさんあります😊
そして、なんでも真面目に取り組めるのは長所にもなりますので、子どもの性格を丸っと変えなくちゃ💦と頑張りすぎないように✨
あくまでも子供が生きやすくなるようサポートすることが目標です😊
でも、子供の完璧主義にちょっと不安を感じたら、ぜひ上記の対応を繰り返してみてくださいね✨
少しずつ、失敗を恐れない強い気持ちが育ってくるはずです。
失敗を重ねて、発想や対応力のある人に育てていきましょう!
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