子供へのお小遣い、どうやって決めたら金銭感覚が身につくのか知りたい!
賢いお金の使い方を学ぶルールを知りたい!
と思い悩む時期が親なら誰でもきますねっ💦
どんなやり方があって、実際に他の家庭ではどうしているのかを知りたい方のために!
モチ(小5娘)とゾゾ(小2息子)にお金の勉強をさせ始めて半年、とても堅実で使い所を考える癖が身につきつつある、我が家のケースをお伝えしたいと思います✨
お小遣い代表的なルールは以下の通りです。
- 定額制
- 報酬制
- ポイント制
- 必要な分だけ
- ハイブリッド型
こちらの記事を読めば、あなたの家庭にピッタリのルールが見つかって、子供の金融リテラシーが育つ土台になるでしょう🌸
- 世の中にはどんなお小遣いルールがあるのか
- それぞれのメリットデメリット
- よいちょ家ではどのお小遣いルールにしているのか
- お小遣いルールを作ってみてどうなのか?
お小遣いの代表的なルールはこの4つ!
定額制
まず一番多いのが定額制です。
“毎月〇〇円あげる“というやり方のことですね。
世間一般的には、小学一年生からお小遣いを導入して、まず100円あたりから始める家庭が多いようです。
高学年になると、大体毎月500円〜1000円あげてることが殆どで、学年が上がるごとに100円ほど増やすイメージですね😊
メリット
- 毎月いくら入るのか見通しが立つので計画が立てやすい
- 将来の給与でのやりくりに対するイメージができる
- 大人の管理が簡単
- 余計にあげすぎることがない
デメリット
- 毎月必ず同じ金額がもらえるのでお金のありがたみを忘れがち
- 友達との金額の競争になる
- 使い切ってしまうと稼ぐ手段がない
- おうちの役に立つことに消極的になりやすい
定額制ルールのいいところは、何と言っても1ヶ月で計画的に使う力が身につくところです!
時間とお金を両天秤にかけて考えることができるようになるので
- まだたくさんお小遣いが残ってるけど明日で今月は終わりだから好きなように使おう
- こんなに少ないのにあと半月もあるし節約しなきゃ
このような、家計管理に通じる感覚が鍛えられます。
そして、毎月貯めることの喜びも知ることができるので、給与で家計をやりくりする『主婦や主夫』の経験することができるのです✨
大人が月に一回あげれば、お小遣い管理は終わりなので、大人の負担が少ないことも大きなメリットですよね!
報酬制
報酬制は”〇〇をしたら△△円貰える“という方法です。
毎月決まってもらえる額はないので、子供の行いがそのまま金額に反映されます!
お手伝いに対してお小遣いが発生する家庭もあれば、勉強やスポーツなど子供自身のタスクについてお小遣いを設定してるお家もあります。
メリット
- お金のありがたさがわかる
- お手伝いや勉強、スポーツなど積極的に動く機会が増える
- 目標のための行動力が身につく
- 頑張れば頑張るだけ稼ぐことができる
- 将来の自営業などのイメージができる
デメリット
- 大人のお小遣い管理が大変
- 報酬がないとタスクをこなさなくなる
- 稼げばいいからと、無駄遣いが増える
- お金を稼ぐことに捉われて本質を見失いがち
報酬制ルールは、”頑張れば頑張った分だけ報われる“という成功体験を手軽に積めることです!
自分の努力がわかりやすくお金で得られるのは、子供のやる気を引き上げる簡単な方法ですよね✨
目標金額に対して、どれほど時間と労力をかけることによって達成できるのか、自分の労働に対しての見通しが立てられるようになるでしょう。
定額制とは違い、報酬制は『自営業のような働き手』の役割が身につく傾向にあります。
ただ、全ての行いに報酬を求めるようになると、お金を稼ぐことに夢中になって、お手伝いや勉強など『どうしてそれをするのか』という本質を見失うこともあるかもしれません💦
- お手伝いなら『家族でお家のことを協力するのは当然なんだよ』
- 勉強なら『自分が将来自由に生きるために必要なことなんだよ』
という補足をしてあげるといいと思います✨
ポイント制
ポイント制のメリットデメリットは殆ど報酬制と変わりませんが、さらに追加するとすれば以下の通りです。
(↓以下、報酬制のメリットデメリットと併せてご覧ください)
メリット
- お金に直結するイメージを和らげる
- ゲーム感覚で応援できる
デメリット
- 報酬制より大人の管理がさらに大変
- お金のイメージが弱いため子供のやる気が薄れる
ポイント制は、お金としての実感が湧きにくくモチベーションが下がりやすいところもありますが、ゲーム感覚でコツコツポイントを稼ぐことが好きな子にはハマると思います!
必要な時に必要な分渡す
子供が必要になった時に、必要な分だけ相談して渡すという方法です。
メリット
- 余計な出費になりにくい
- 何にどのくらい使っているのか把握しやすい
デメリット
- 定額制よりも金額が膨らむことがある
- 計画性が身につきにくい
- お金のありがたさが分かりにくい
子供がどんなものにお金を使いたがるのか、大人が把握できるのはまだ小さい子には特に有効ですね!
子供も「〇〇を買いたいけどいくらで買えるかな?」など親に相談しやすいので、「このお店で安く買えるんじゃないかな」とか、「同じようなものでもこっちなら安いね!」など、お買い物のコツも共有できるでしょう。
我が家の小学生のお小遣いルールは報酬制&必要分!
我が家は、基本報酬制&必要分のルールをとっています。
これは、私とパパ二人の意見一致の元始めました。
ですが、ちょっと子供の個性もあり、特殊な報酬制なので、そのお話をしていきたいと思います😊
なぜ報酬制&必要分なの?
まずなぜ報酬制を選んだかというと、ワタシもパパも小さい頃お小遣い定額制で育ったのですが、金額が少ない上での定額。
それ以上欲しくても稼ぐ手立てがなかったからです💦
基本節約思考強めの家庭だったので、欲しい物を買ってもらうこともあまりなく、お小遣いが元々少ないのはしんどかったことをよく覚えています。
そこで、我が家は基本的に必要なものは親が買いつつ、どうしても欲しいものがある時は、自分の財布から買わせるようにしています。
親が買うか、子供が買うかの基準は以下の通りです😊↓
親が買う物
- 家族でスーパーに行った際欲しいものひとつだけ
- 日々必ず消費するおやつ
- 折り紙
- メモ帳
- ペン
- 本
子供が自分で買うもの
- 遊びに行く時に友達と一緒におやつを買いたい時
- お出かけした時に見つけた欲しいもの
- ゲームに関するもの
- アニメに関するもの
↑こんな感じで大体分けています。
で、あと使いたい時にお金が必要なら報酬制でということになっていますよ😊
ベースはお年玉
基本的にうちは、年始のお年玉はそのまま全部子供に渡しています。
ゾゾはまだ一年生で、どこに仕舞ったかわからなくなりそうかな?と思ったので、一応私が彼の手の届くところに保管してる感じです。
でも、ゾゾが使いたいと思った時にいつでも使えるようにしているので、ワタシの了承を得る必要はありません✨
モチは完全に自分で管理しているので、どのぐらい貯金してるのかもわざわざ聞いたりしないようにしてます😊(自分から話してくることはありますが 笑)
報酬制にしてみてどう?
肝心の報酬制なんですが、これがほぼ機能してないんですよね💦
何しろ2人ともほんっとーに堅実で全然お金を使いたがらないのでお年玉だけで生きていけるし、なんならどんどん溜まっていく一方な感じです。
どちらかといえばゾゾの方が使いたいときに思い切りよく使う方ですが、全部使うことは絶対にないので報酬を必要とする前に自制していて、稼がなきゃならない機会がないんですよね。
なので、今のところ2人は倹約思考が身についている感じです。
小学生にお小遣いルール以外で親ができること
お小遣いのルール以外に伝えていること
なぜこんなにも我が子には倹約思考が身についたのでしょうか?
実はワタシ、雑談の中にお金の価値観に関わる話題をよく盛り込んでいます。
ワタシがよく話すのは
- 1000円稼ぐためにはおよそ1時間働かなければならないこと
- フェアトレードチョコレートなどを通じて世の中にある貧困について考えさせる
- 現代において子供の大好きな駄菓子屋さんがどんどん少なくなってるのは何故か
- YouTuberはどうやってお金を稼いでいるのか、その仕組み
- 今と昔の物価の違い
などなど。
お小遣いのルール上だけでは分からないお金の価値観を広げるために様々な角度から話をするように心がけています。
ワタシは思考力と行動力を重視した子育てを目標にしてるので、特にこういった話は進んでするようにしています✨
失敗談から学ぶ
ちなみに、お金の話で子供に一番興味を持ってもらえるのは
- 親のお小遣い失敗談
です 笑。
小さい頃、お小遣いをどんな風に使って、どんな失敗をしたのか。
それを話してあげるだけでも、かなり身近な経験として理解できるので、勉強になるはずです😊
ワタシは、これについてはかなりの失敗経験者なので話題は尽きません 笑。
お金を使い切って隣駅から歩いて帰った話や、お財布にお金が入ってなくてレジで商品を返した話なんかをすると目を丸くして「それで大丈夫だったの?!と聞いてきます。
「電車賃を考えて行動しなきゃダメだったなって思ったよ」とか「レジで”やっぱり買うのやめます”っていうこともできるんだよ」とか、どうしたらいいのかまで一緒に話し合います。
モチ、小1で9000円の散財
そして、モチも失敗を経験してます 笑。
モチは、3年前に『ヒックとドラゴン』のトゥース(ドラゴン)の喋る人形を9000円ぐらい使って買ったのですが、1月もしないうちに使わなくなったことがかなりインパクトあったようで、全く無駄遣いをしなくなりました 笑。
子供心に、『浪費してしまったなぁ』という思いが強く残る、いい勉強だったみたいです✨
ワタシも、トゥースの人形を買う時にはモチを止めたりはしなかったので、逆に自分の選択の大きさを感じたんじゃないかと思います。
こうやってたくさんのディスカッションと実体験から金銭感覚を磨いていくのが大切です✨
お金を使う力を育てる
基本的な、お金を大切にする価値観は少しずつ身についているので、今度はどんな時に使えば自分の経験値も増え、満足感の高い使い方ができるのか、今はそれを学ばせてる最中です😊
ただ貯めるだけでは、本人に何の経験ももたらしませんからね💦
お友達とおやつを買いに行く時の金額も自分で決めさせたり、出先で欲しいものが見つかった時には買うか買わないか、本人に考えさせます。
それを繰り返すことで「100円で十分足りるかも」や、「今は必要ないな」という判断ができるようになってきました!
そして、自分の経験のために使う素晴らしさに気づいたタイミングで、『稼ぐ』という学びをもっとさせてあげられたらいいなと思っています。
今の子供たちの金銭感覚の身につき方をみていて、お小遣いのルールを決めるためには、自分の子を理解し、どんな能力を身につけて欲しいのか親にはっきりしたビジョンがあった方がいいと分かりました😊
お小遣いルールをもとにお金の感覚を磨こう
- お小遣いのルールには基本的に『定額制』『報酬制』『ポイント制』『必要分制』がある
- それぞれのルールには必ずメリットデメリットがあるので親の負担や子供の個性に合わせて選択するのが望ましい
- どんな金銭的価値観を伸ばしたいのか親のビジョンが大切
子供のどんなところを伸ばしてあげたいか、イメージしながらお小遣いルールを決めてみてくださいね💙
焦らず一つ一つ経験値を増やしていくのがポイントです。
そして、お小遣いのルールだけで理解を深められない学びは、親子のコミュニケーションで補っていきましょう!
お金を感覚を身につけることは子供の将来の自由を広げてくれますよ😊
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